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真珠の構造

光り輝く真珠がどのようにして光っているのかを知るためには、まず真珠の構造を理解することが先決でしょう。

真珠を切って断面を見てみると、断面のほとんどが真珠核と呼ばれる部分で、真珠核をとりまくように真珠層がで
きています。

真珠核は、養殖真珠の場合、何でも核になりえるのです。

過去の真珠の養殖では、石英や水晶などの真珠核の真珠がありました。

現在では後々のネックレスなどへの加工のしやすさを考えて、貝を丸く削ったものを真珠核として注入しているこ
とがほとんどです。

なぜ真珠核は丸いのかというと、とがったものやいびつな形のものを注入すると、真珠母貝が真珠核を吐き出して
しまったり、傷ついて生存できなかったりするからです。

真珠核のまわりには、真珠層が取り巻いていますが、真珠層は実は薄い膜が層になっているものなのです。

真珠層は数百もの結晶が重なってできています。

真珠層は、結晶である炭酸カルシウムと結晶と結晶をつなぎ合わせる接着剤の役割をするたんぱく質からできてい
ます。

ちょうどレンガ塀のレンガとセメントのようですね。

真珠が光るのは、真珠自身が光っているように思われますが、実は光の反射によって光って見えるのです。

真珠層は幾重にも重なった膜でできていますから、表面付近で反射する光もあれば、中ほどで反射する光、真珠核
に近い深い部分で反射する光もあります。

この反射が複雑に絡み合って、真珠の独特な光となるのです。

これを「多層膜干渉」といいます。

真珠層自身は半透明の薄い膜なので、結晶と結晶を接着しているたんぱく質の色や真珠核の色が真珠の色に影響を
与えることもあります。

ゴールド系の真珠はたんぱく質の黄色い色素が見えていて、ブルー系の真珠は核と真珠層の間の有機質の色が見え
ているわけです。

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